ありがたや!
昨年末、県北へ仕事で行く機会があったのだが、作業を終えると、自宅の畑からお野菜を盛りだくさんいただく機会に恵まれた。
この歳だからという訳ではないが、お野菜のありがたみを凄く実感している昨今、「あ~これで晩御飯、何か美味しい野菜の料理作れるな~味わえるな~」っと妙に嬉しく静かにテンション上がってしまう訳で。
こういうしっかりと土の中で育ったものは、味わい深いというか、大根は何にしても美味しいし、五臓六腑に染み渡る。
なんか、そう言えば 赤かぶもやたら食卓並んでたな。ご飯と一緒に食べると非常に美味しい!
個人的に、ようやくにして食べ物の本来の味と言うか、そういうのが分かるようになり、とても有り難くいただくようになってきている。
二十歳の頃は、刺身や生ものがとにかく苦手で、体が拒絶反応していたものだ。
納豆も実は三十台後半まで苦手で、これまた体が受け付けなかった・・・。
今はなんでこんなに美味しいのと思える感じで、かき混ぜて納豆ご飯をいただく。
納豆はやはり関東がメインというか、関西から西方面ではメジャーではないだろうか。
昔、大阪の上司も納豆だけは絶対に食べんという人がいた。
つまり食べられなかった訳ですな。
納豆は、そもそも戦国時代の非常食から生まれたと聞いているが。
おそらくは見た目はアレだけど、背に腹は代えられないという思いで食べた結果、体に良いことが分かったのだろうか。
改めて考えると、料理という行為はとても神聖なものであると気づく。
世のほとんどの食材は、そのままでは食べられないものばかり。
そこへ包丁と火による加工によって、人の食べられるものへと変換されていく。
料理は人を生かしてくれる、それそのもの。
お粗末にはできませぬな。
オチはないけど、お野菜をたくさんいただいて、そんなこんなを思う今日この頃でした!