ReadyNASのHDDをLinuxでマウントしてサルベージ!

ReadyNASのHDDをLinuxでマウントしてサルベージ!

どうもこんにちは塚本です!

本日はNetGearのReadyNASからデータを救出したお話をしたいと思います.

使用モデルはReadyNAS RN212です.
ちなみにRAID1でした.

救出に至った経緯

こちらは「NASにアクセスできない」との連絡があり,レスキューされてきました.
とりあえず,電源を入れてみると,辛うじて電源は入る状態でした.

HDDは生きている感じだったので,NAS側が壊れたかな??
…ということでLinuxでHDDを見ていくことにしました.

RAID1ですが,一応…ということで
PCにHDD2台を接続しました.

片肺を危惧していましたが,どちらも生きていました.
これから紹介する方法はHDD1台でも救出可能です.

データ救出用に使ったOSはUbuntu 20.04 LTSになります.
↑別にLinuxならなんでもいいと思います.

準備

HDDを接続して,Linuxを起動します.

あんまり良くないかもですが,僕は全部rootで作業しました.

sudo su

HDDが見えてるか確認

こちらのコマンドで,ディスク一覧を見てください.

fdisk -l

コマンドを実行するとこんな感じの結果が出てくると思います.
今回,使用していたHDDは2TBのWesternDigital製だったのでこれですね〜

/dev/sda ということを覚えておいてください.
その中で,/dev/sda3 が1.8TBなので,ここにデータが保存されているはずです.
NASによって数字は違います.

mdadmのインストール

apt install -y mdadm

UbuntuでRAIDを扱うためにmdadmをインストールします.

mount /dev/sda3 /media

このように普通にマウントしたくなりますが,
RAIDなのでこうやってもマウントできないからです.

RAIDの構成

mdadm --assemble /dev/md0 /dev/sda3
mdadm --run /dev/md0

これらのコマンドでRAID環境をスタートできます.
もし,片肺状態であっても,--forceオプションでいけると思います.
ただ,僕の環境では --assemble --force --runこの3つを一気にやってしまうとエラーが出ました.

そしてついにマウント

mount /dev/md0 /マウントしたいディレクトリ

これで,HDDをUbuntuにマウントできました.
ホームディレクトリから,指定ディレクトリにアクセスしてみてください.

home,画像,音楽....とかがあれば成功です.
もし,英語のディレクトリが大量にあるものだったら,
sdaの後の数字を変えてみたり,調べた後にsdbとかに変えてみてください.

マウントができたので後は救出したいデータを適当にサルベージしてあげてください☆