DQNは弱いAIなのか?
結論から言うと現状のDQNは弱いAIです。
ただし、ここで言う「DQN」は、目撃! ドキュンではなく、Deep Q Networkのことを指します。
DQN
DQN(Deep Q Network)とは、Deep learning(深層学習) と Q-learning(Q学習)を組み合わせた学習方法です。
Q-learningは、何度も学習を繰り返し各パラメータ時のQ値を学習していくことが目的の学習方法ですが、これでは莫大な記憶容量を必要とするため、Deep learningを使って各パラメータ時のQ値を導く近似式を構築することにより記憶容量の問題をケアしてあげることができるようになります。
DQNは、DeepMind社の囲碁のAI「AlphaGo」にも使用されています。
弱いAI
弱いAIとは、フィジカル的に弱いとか囲碁が弱いとか、そういった単純な弱さではありません。人間のような汎用性を持ったAIかどうかということです。
弱いAIは、ジョン・サール氏が提唱した概念です。逆に人間のような心を持ったAIのことを強いAIと定義します。
AlphaGoを始めとする昨今のAIは、人間の脳の仕組みを模倣はしていますが、まだ特定のことに特価した機能しか持っていません。現状、強いAIは、SFの世界でしか存在しないのです。
AIの研究は盛んに行われていますが、もし人間のような自我や自意識をもつAIが誕生した際には、我々人間はどうやって彼らと接しなければいけないのか考えなければいけません。