Googleしごと検索（Google for jobs）に求人情報を登録する
こんにちは。小野です。
Googleしごと検索（Google for jobs）に求人情報を登録をする機会がありましたので、その方法を書いておきます。
目次
Googleしごと検索（Google for jobs）とは
Googleが提供する求人情報の検索エンジンで、求職者がGoogleで求人検索を行った場合に、検索結果に直接求人情報が表示されます。
1. 求人情報をWebページに追加する
当然ですが、まずは求人情報をWebページに追加する必要があります。
Webサイトの求人ページを作成するのが一般的です。
求人情報には、以下の情報が含まれていることが望ましいでしょう。
- 募集職種名
- 会社名
- 募集要項（業務内容、応募資格、雇用形態、給与、勤務地など）
- 応募方法
2. 構造化データを追加する
Google for Jobsに求人情報を掲載するには、Webページに構造化データを追加する必要があります。
構造化データとは、Webページの内容を説明するためのコードのことです。
これをWebページに追加することで、Googleがこのコードを読み取り、Google for Jobsに求人情報が表示されるようになります。
以下は、構造化データの例になります。
構造化データ記述例
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org/",
"@type": "JobPosting",
"title": "ソフトウェアエンジニア", // 必須
"description": "<p>優秀なソフトウェアエンジニアを募集しています！</p>", // 必須
"datePosted": "2023-02-21", // 必須
"validThrough": "2024-12-31T09:00",
"employmentType": "正社員",
"hiringOrganization": { // 必須
"@type": "Organization",
"name": "ウェブティ株式会社",
"sameAs": "https://webty.jp"
},
"jobLocation": { // 必須
"@type" : "Place",
"address" : {
"@type" : "PostalAddress",
"addressRegion" : "岡山県",
"addressLocality" : "岡山市",
"streetAddress" : "北区西古松2-26-22",
"postalCode" : "700-0927",
"addressCountry": "JP"
}
},
"baseSalary": {
"@type": "MonetaryAmount",
"currency": "JPY",
"value": {
"@type": "QuantitativeValue",
"minValue": 200000,
"maxValue": 300000,
"unitText": "MONTH"
}
}
}
</script>必須プロパティ
| Property | Type |
|---|---|
| title | Text｜募集職種 |
| description | Text｜求人情報（HTML形式） |
| datePosted | Date｜求人投稿日 |
| hiringOrganization | Organization｜組織・会社名 |
| jobLocation | Place｜就業場所 |
推奨プロパティ
| Property | Type |
|---|---|
| validThrough | DateTime｜求人の有効期限 |
| jobLocationType | Text｜常にリモートワークする求人の場合、TELECOMMUTEを設定します※完全リモートの場合に必須 |
| applicantLocationRequirements | AdministrativeArea｜在宅勤務の際に所在する必要のある場所 ※完全リモートの場合に必須 |
| baseSalary | MonetaryAmount｜基本給 |
| directApply | Boolean｜URLから直接応募できるかどうか |
| employmentType | Text｜雇用形態 |
| identifier | PropertyValue｜採用側組織の一意の識別子 |
各プロパティの詳しい設定内容はドキュメントを参照してください。
3. 求人情報を確認する
最後に、求人情報が正しく表示されるか確認しましょう。
リッチリザルトテストで求人情報が正しく検出されるか確認できます。
実際に検索してヒットするようになるには少し時間がかかるかもしれません。
おわりに
この作業だけだと各種求人サービス等に登録する必要はありません。
求人ページを作成したなら、Googleにも求人情報を登録してはいかがでしょうか？