不良セクタのあるHDDを小容量SSDにクローンしてみた

不良セクタのあるHDDを小容量SSDにクローンしてみた
どうもこんにちは塚本です。

今日もハードウェアの修理関連の記事を
備忘録としてブログにしていきたいと思います。

弊社では、PC修理等のITサポート業務を行っております。

ウェブティを街のホームページ屋さんから、
街のITなんでも屋さんに押し上げる為に奮闘しております(笑)

HDDからSSDへの換装依頼

ウェブティにくるパソコン修理について、
内蔵HDDのデータを新規SSDにクローンしたいという依頼が一番多いです。

ときは2021年。
HDDの寿命もそろそろという感じです。

すんなりクローンが進むものもあれば、
進まないものもあります。

今日は不良セクタが原因でクローンが進まなかったHDDに対して、
どのように対処をしてSSDへクローンを行ったかを書いていきます。

クローン作業

今回、依頼のあったHDDの容量は1TBのものでした。
使用容量は100GB程でしたので、500GBのSSDに換装を行うことにしました。

こういったケースのクローンは以下の過去記事を参考にしてください。

AOMEIがエラーを吐く

いつも通り、AOMEIを使ってクローンを行うと
不良セクタが原因でクローンができませんでした。という旨のエラーが出ました。

HDDとSSDの容量が全く同じものですと、
セクタバイセクタ機能を用いて、クローンが可能なようです。

でも、手持ちのSSDは500GBのみ…!!困った…!!

安易にチェックディスクはNG

不良セクタが見つかった場合に、
すぐにchkdskを行うとHDDにとどめの一発を食らわしてしまうことがあります。

HDDの、どのドライブに不良セクタが発生しているか等
色々と調べてみてから実施するのが良いと思います。

※ 幸いにも今回のHDDの不良セクタはブート領域に集中していました。

パーティションクローン

AOMEI Backupperにはパーティションクローンという機能も存在しています。

ですので、SSDのパーティション構成を元のHDDのパーティション構成と合わせて
パーティション毎にクローンを行っていきました。

ブート領域については、クローンを行っていない状況です。
さて、ここのパーティションはどのように対処したかといいますと
正常に動作している弊社の作業用PCからブート領域のパーティションを無理やりクローンしました。

ブート領域の再構築

さて、今回のHDDはGPT形式でした。
また、ブート領域を無理やりクローンしているので再構築を行いました。

ブート領域の再構築はコチラの記事を参考にしてください。

以上の作業を複合的に行い、
正常にSSD換装が完了し、動作していることを確認しました。

まとめ

不良セクタがあるHDDのクローンは
クローン中に寿命を迎えてしまうのが怖く、いつも冷や汗が出ます。

毎回、運がよいのですんなり作業できているのだと思われます…。